酒田まつりについて③

 山王祭りへの三十六人衆の関わり

山王祭りの頭屋(とうや)は裕福な家が受け持ちましたが、三十六人衆はその頭屋を選定する際の立会人になっていました。また、大祭当日には祭礼の上座に座り、渡御行列(とぎょぎょうれつ)にも参加していたことから、祭りの中心的な存在であったことが分かります。


現在の三十六人衆も古式に則って、祭り当日に下日枝神社(しもひえじんじゃ)で行われる大祭や渡御行列に参列しています。


かつての渡御行列では、頭屋を請け負った者が従者である草履取りや花奴を従えて進み、奉行所で式台の儀を受けました。これに則り、現在の酒田まつりでは、市長を奉行に見立て、神宿(とや)を受け持つ氏子が祭りを行う挨拶をすることで、当時を再現しています。


▲現在の酒田まつり 式台の儀のワンシーン

徳尼公と酒田三十六人衆

このホームページは、酒田に伝わる徳尼公伝説と、江戸時代に廻船問屋として地元の経済を発展させた酒田三十六人衆について、現在の活動と合わせて紹介するものです。

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